壱岐旅行

「今を逃したらさあ、そのうち、親の介護とかで時間とられてしまうかもしれないし、孫守りして忙しいなんてことになってるかもしれないよ。ちょうど、よーこも行ってることだし、今だったら、みんなの時間も合うから、行ってみようよ。」
「で、さあ。せっかく行くんだったら、温泉とか入りたくない。美味しいものも食べたいよね。壱岐は、やっぱり雲丹だよ。雲丹のシーズンは夏だよね。9月過ぎたら、もう終わってるよ。夏休みシーズンは、多くて旅館とれないかも。9月10月は、台風くるかもよ。だったら、7月初めがよくない?夏休み前。」
「よし、そうと決まったら、旅館の手配とか任せて!そういうの好き!」とK。すぐに、旅館と航空券の予約ができたのが、GW前。
7月の台風襲来は、予想外。台風9号と10号の間。飛行機飛ばなかったら、唐津東からフェリーだね、って、揺れるフェリーに1時間40分とか考えられない。飛行機だったら、30分で着くんだよ。
飛行機は、ちょっと揺れてたけど、無事に到着。早速、島得通貨を購入。よーこからは、1週間前に旅の栞が送られてきてたけど、ごめんなさい、目を通す時間もなく、日々の喧騒から抜け出してきた勇気で許してほしい。旅の栞以外の資料からも調査済みのK。島得通貨とか、言葉は知ってたけど、使うことなんて考えてなかったよ。すごく得した気分。ありがとうK。
空港で、しばらく待っていたら、よーこの愛車が到着。20数年ぶりに4人で、軽自動車に乗り込む。時間が、一気に遡って、ルンルン若返った気分。まずは、弥生時代の遺跡に到着。マムシに気をつけながら、草むらをのぼり、壱岐の草原の広さを目視確認。吹き渡る風を感じて、リゾート気分アップ。
「朝早いし、時間あるよ。」「じゃあ、朝市行ってみる?」壱岐の海産物。干物。イカの干物を購入。地元のお母さん方としゃべってみる。ご高齢の方との会話は、なぜか安心する。
次は、遊覧船。団体ツアーの一群に先を越されて、次の便まで1時間超え待ち。「じゃあ、オススメじゃないイルカパークに行ってみる?」
生け簀に入っているイルカは、本当に近くで見ることができます。「今から、イルカたちが芸をします。イルカさんたち一生懸命がんばっています。でも、期待しないでください。」と、お姉さん。申し訳ないが確かに犬のポチのお手、おすわり、おまわり程度の芸なんだけど、一生懸命さが伝わってきました。ほのぼの。これで、入園料200円は得したね。
遊覧船の時間までまだだったので、海沿いの街を探索。海岸線に合わせてゆるやかな曲線を描いた道路に沿って佇むレトロな街並み。
遊覧船は、内海のときは、穏やかに海風を満喫。でも、外海に出ると、荒波が!!!この波にえぐられた奇形な海崖を見ることができたけど、揺れる船は怖かったあ。これより小さな船に乗って、対馬や朝鮮、中国を行き来した古代の人の勇気に畏怖の念を抱いた。
昼食は、地元の食堂でウニ丼。生うにがたっぷり乗った丼を一気に口いっぱいにかきこむ。味は甘くて磯の香りが口の中に広がる。至福の時間が、たまらない。
午後は、壱岐焼酎の酒蔵巡り。お土産の品定め。
午後4時過ぎに、大忙しで仕事を終わらせてくれたもう一人の古き友人、あやこと10年ぶりくらいに会った。大好きな子どもたちのことを話すあやこのパワーは無限大。変わってないなあ。変わってないのが、本当にうれしい。
平山旅館は、お風呂も食事も大満足。おいしい生ウニを肴に、壱岐焼酎「二千年の夢」を味わう。
二日目の朝食。旅館の女将さんが育てた旬の生野菜で気を充填。女将さんのトーク最高!
糸島神社で、縁結びを祈る。
神社巡り。Kの御朱印帳もさらに充実。
昼食は、さざえ丼。活きたさざえもまた格別。
帰りの飛行機が無事に到着するか、やきもきしながら、空港で着陸を見守る。ガラス窓の向こうから真正面に降りてくる飛行機に祈る。
最後に、この旅のガイド ナビゲーター ドライバーだったよーこにほんと感謝です。ありがとう!!
そして、M、K 楽しかったね!