2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

気管支喘息 17 / 呼吸器疾患 7

抗アレルギー薬Ⅰ型アレルギー反応に関与する化学伝達物質の遊離ならびに作用を調節する全ての薬剤およびTh2サイトカイン阻害薬・メディエーター遊離抑制薬、ヒスタミンH1受容体拮抗薬、トロンボキサンA2合成阻害薬・拮抗薬、ロイコトリエン受容体拮抗薬…

気管支喘息 16 / 呼吸器疾患 6

アドレナリンβ2受容体刺激薬気道平滑筋を弛緩させて気管支拡張作用と線毛運動のよる気道分泌液の排泄促進作用がある。第1世代 エフェドリン メチエフ アスプール アロテック フェナミン イノリン 第2世代 ベネトリン ブリカニール 第3世代 メプチン スピ…

気管支喘息 15 / 呼吸器疾患 5

2)テオフィリン製剤(キサンチン誘導体)テオフィリン製剤は気管支拡張薬として用いられてきた。作用時間の長い徐放剤が開発され、喘鳴や呼吸困難などの喘息症状の出現を持続的に抑制する目的で、長期管理薬として用いられる。テオフィリンは肝臓で代謝され…

気管支喘息 14 / 呼吸器疾患 4

長期管理薬(コントローラー) 1)副腎皮質ステロイド 主な作用機序 1.炎症細胞の肺・気道内への浸潤を抑制し、かつ炎症細胞自体の遊走および活性化を抑制する。 2.血管透過性の抑制と気道分泌を抑制する。 3.気道過敏性を抑制する。 4.サイトカインの産生を…

気管支喘息 13 / 呼吸器疾患 3

急性発作時 経口ステロイド(プレドニゾロン15〜30mg相当)を内服して救急外来を受診する喘息増悪(発作)家庭での対処 ピークフロー値の自己ベストに対する%に基づき3つのゾーンに分類される β2刺激薬吸入への反応が不良な場合ひな病気やピークフローの…

気管支喘息 12 / 呼吸器疾患 2

喘息の長期管理における重症度対応段階的薬物療法(4段階) 〜症状の改善が見られたら薬剤使用をステップダウンし、一方喘息症状が悪化、または現在の薬剤治療では十分にコントロールできないときには治療をステップアップする ステップⅠ 軽症間欠型 ・症状…

分子標的薬

http://www.ncc.go.jp/jp/ncc-cis/pub/events/030614a.html http://chemstation.livedoor.biz/ ●現在の医療で使用できる分子標的薬剤 (1)ハーセプチン(乳がん):特別な遺伝子(ErbB2)が関係する乳がんを検査で選び抗がん剤(タキソールなど)と併用すれば…

呼吸器疾患 1

①COPDとは COPDとは有毒な粒子やガスの吸入によって生じた肺の炎症反応に基づく進行性の気流制限をていする疾患である。この気流制限には様々な程度の可逆性を認め、発症と経過が緩徐であり、労作性呼吸困難を生じる。②歴史と現状 COPDは、2000年に「慢…

喘息 11 / 統合失調症 16

②治療喘息の治療目標1 健常人と変わらない日常生活が送れること 正常な発育が保たれること(小児の場合) 2 正常に近い肺機能を維持すること ピークフローの変動が予測値の10%以内 ピークフローが予測値の80%以上 3 夜間や早朝の咳や呼吸困難がなく夜間睡…

喘息 10 / 統合失調症 14・15

F 喘息の治療①喘息の自己管理 喘息日記 ピークフロー値(PEF)の測定注意点 ・ピークフローメーターは同じ機種を使用する ・5〜7歳以上 毎日投薬を受けている中等症から重症の喘息の患者 ・朝・夕(起床時・就寝前)1日2回 喘息治療薬の服用・吸入前に…

喘息 9 / 統合失調症 13

E 喘息の診断成人気管支喘息診断のポイント ①本当の気管支喘息か?他の疾患か? ②アトピー素因があるか?原因アレルゲンは? ③重症度は?成人喘息診断の目安1 発作性の呼吸困難、喘鳴、胸苦しさ、咳(夜間、早朝に発現しやすい)の反復 2 可逆性気流制限 一…