手足症候群のスキンケア

スキンケアの方法
副作用の皮膚障害を予防するために、スキンケアとして保清と保湿が大切です。

  • 保清

毎日の入浴又はシャワーが大切
洗顔は、朝夕2回ぬるま湯で洗う
洗髪や洗顔は、シャンプーや洗顔剤などをよく泡立てて、その泡でやさしく洗う
体を洗うときは木綿等の柔らかいタオルを使うか、直接手でやさしく洗う

  • 外的刺激からの保護

紫外線・衣類・化粧品・室内の乾燥などの刺激から皮膚を保護することが大切
紫外線予防として日傘の使用や上着や帽子を着用、日焼け止めを塗る
窮屈な靴やサンダルは避け、足の指がしっかりカバーできる形のものを履く
炎症が強いときは、口紅やアイシャドウなどのポイントメイクにする

  • 保湿

入浴・洗顔後早めに(5〜10分以内)、清潔な皮膚に行う
※少し多めに塗るのが効果的
手を洗うたびに、手はハンドクリームを使用しましょう
状況に応じて日常使用していた基礎化粧品(アルコールフリーのもの)の後、処方された保湿剤を塗る

  • スキンケアと治療薬の塗る順番(顔の場合)

入浴・洗顔後、治療薬を保湿部のみに塗る
乾燥が強い場合は、治療薬を塗った後顔一面に塗る(注意:発疹部に塗った薬はなるべく広げない)
基礎化粧品を使用する場合は、洗顔→化粧水→治療薬→保湿剤の順に塗る

  • 保湿剤は体全体に塗る

(症状がなくても塗ってください)
ヒルドイドローションなど

  • にきびのような皮疹が出てきたら、ステロイド軟膏・クリームを塗る

顔 ロコイド軟膏など
体 マイザー軟膏など