喘息 6 / 統合失調症 10
④ 気道炎症と気道過敏性の関係
1)気道粘膜上皮障害
2)神経系の影響
サブスタンスP、ニューロキニンA、カルシトニン遺伝子関連ペプチドなどの神経ペプチドの放出
3)気道平滑筋の収縮性および表現型の変化
4)気道壁のリモデリング
⑤喘息症状の特徴
・発作性の呼吸困難、喘鳴、息苦しさ、咳などの反復が特徴である
・喘息発作は夜間から明け方にかけて起こりやすくなる
・喘息発作は季節の変わり目に起きやすくなる
・発作が激しい場合には、前かがみの姿勢で呼吸をしなければならなくなる(起座呼吸)
統合失調症 10
スルピリド(ドグマチール、アビリット)
塩酸スルトプリド(バルネチール)
ネモナプリド(エミレース)
●主な作用機序
中脳から大脳辺縁系あるいは大脳皮質に投射するドパミン神経終末にあるドパミンD2受容体を選択的に遮断する作用が強い。
スルピリド
・主として腎臓から排泄されるが、高齢者では腎機能が低下していることが多く、高い血中濃度が持続する恐れがあるので、副作用(錐体外路障害など)の発現に注意し、用量並びに投与間隔に留意するなど慎重に投与すること。
・妊婦 △ ・授乳は避けさせる
●禁忌
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
プロラクチン分泌性の下垂体腫瘍(プロラクチノーマ)の患者(抗ドパミン作用によりプロラクチン分泌が促進し、病態を悪化させるおそれがある)
褐色細胞腫の疑いのある患者(急激な昇圧発作をおこすおそれがある)
●副作用
重大/悪性症候群、痙攣、QT延長、心室頻拍、肝機能障害、黄疸、遅発性ジスキネジア
その他/血圧下降、血圧上昇、頻脈、錐体外路症状、アカシジア、口渇、便秘、発疹、肝障害、近見視力障害、胃腸障害など