気管支喘息 16 / 呼吸器疾患 6

アドレナリンβ2受容体刺激薬

気道平滑筋を弛緩させて気管支拡張作用と線毛運動のよる気道分泌液の排泄促進作用がある。

第1世代
エフェドリン メチエフ
アスプール
アロテック
フェナミン イノリン
第2世代
ベネトリン ブリカニール
第3世代
メプチン スピロペント アトック ベラチン・ホクナリン ブロンコリン セレベント ベロテック

副作用:振戦、動悸、頻脈など


呼吸器疾患 6

治療
 禁煙
・喫煙は気流制限を引き起こし肺機能低下を促進させるCOPDの主要な危険因子であり、禁煙は肺機能の低下速度を遅延させることが示されている。
・禁煙はCOPDの発症リスクを減らし、進行を止める唯一の最も効果的で最も費用効果の高い介入法である。
・喫煙はニコチン依存という薬物依存の一型とされている。依存の判定にはFagerstromのニコチン依存度テストがよく用いられる。
・臨床医による3分間の短い禁煙アドバイスをするだけでも、継続禁煙率が増加することが報告されている。
・禁煙療法は行動科学的アプローチによる行動療法と、薬理学的アプローチによる薬物療法を組み合わせて行われぅ。

禁煙治療
1 行動療法
8時間で血中CO濃度低下
24時間で心臓発作の可能性の減少
2〜3日で味覚・嗅覚の回復
1〜2ヶ月で咳や息切れが改善
ニコチン離脱症状は1〜2週間で軽減・消失

2 ニコチンガム ニコチンパッチ
禁煙と同時に使用開始 8週間以内に減量・中止

ニコチンガム コーヒー・ジュース・炭酸飲料 15分前から避ける

ニコチンパッチ 高容量4週間使用 中容量2週間 小容量2週間