ノルスパンテープ

経皮吸収型持続性疼痛治療剤 ノルスパンテープ5mg 10mg 20mg (一般名 ブプレノルフィン)は2011年に発売されました。
100%オピオイド受容体を活性化させる作用はないため、非麻薬性の鎮痛薬に分類されます。ただし、第2類の向精神薬として、14日間の処方制限を受けるため、1回に2枚までしか処方できません。
7日間効果が持続するため、週1回貼りかえるタイプの貼り薬です。
主な副作用として、吐き気、嘔吐、便秘、眠気、貼った部分のかゆみ・紅斑、めまい、頭痛、食欲減退などが報告されています。
副作用軽減策として、吐き気止め(プリンペランなど)が一緒に処方されたり、便秘薬などを使うこともあります。
初回量は、5mg1枚 効果不十分な場合は、5mgずつの増量が一般的な使い方です。20mgを超えて使うことは認められていません。また、10mg使う場合も5mgを2枚貼ることによって、もし副作用が出た場合、1枚はがすことで対処できることがあります。その旨、レセプトに記載すれば処方可能です。
貼る場所は、上腕部外側、胸、肩ですが、上腕部外側がかぶれにくいといわれています。右腕、左腕でローテーションしていただくとよいようです。
適正使用を推進するためにe-laerning受講済みの医師しか処方できないため、受講済みかどうかネット上で確認しないといけません。ノルスパンテープを取り扱う薬局も登録する必要があります。

http://matome.naver.jp/odai/2140110573355978001