喘息 8 / 統合失調症 12

患者指導のポイント

成人喘息において喘息死という絶対に避けたい命題がある。そこで、初診時の患者に対しては下記のような指導が重要である。

●喘息は慢性疾患であること
●症状がないときでも発作を予防するために治療が必要であること
●薬をきちんと服用すること
苦しいと感じたり、薬が効かなくなったと感じたりしたらすぐに受診すること
定期的に受診すること


統合失調症 12

5)チエピン系 定型抗精神病薬

ゾテピン(ロドピン、セトウス)
・高齢者 錐体外路症状 慎重に投与
・妊婦 △ 授乳避ける

●主な作用機序
脳内のドパミンD2受容体の遮断作用を持ち、セロトニン5-HT2A受容体に対しても強い遮断作用がある。

●禁忌
昏睡状態、循環虚脱状態の患者(悪化)
バルビツール酸誘導体、麻酔剤などの中枢神経抑制剤の強い影響下にある患者(中枢神経抑制剤の作用を延長し増強させる)
エピネフリンを投与中の患者
過敏症
テルフェナジンまたはアステミゾールを投与中の患者(QT延長、心室不整脈を起こすおそれがある)

●副作用
重大/悪性症候群、心電図異常、麻痺性イレウス、痙攣発作
その他/血圧降下、頻脈、腹部膨満感、肝障害、不眠、口渇、月経異常、乳汁分泌、錐体外路症状